FAQ

商品装飾展示技能検定についてよくいただく質問と回答をまとめました。
下記にないご質問は直接お問い合わせください。

「商品装飾展示技能検定」資格全般について

Q1「商品装飾展示」とはどんな仕事でしょうか?
A1商品装飾展示という呼称はニュアンスが少し古風ですが、実際には時代の先端を行く新しい仕事です。マーチャンダイジング(商品政策や商品計画)を明確に視覚伝達するために、ビジュアルマーチャンダイジング(VMD)の知識と、感性と、商品を見せる技術(MP)を融合・駆使して、商品を効果的に陳列・演出・表現し、お客様に快適な買い物を提供する魅力ある店づくり・売り場演出をする仕事です。
Q2商品装飾展示の類似した呼称はありますか?
A2デコレーター、ディスプレイ・デコレーター、エタラジスト、ビジュアルコーディネーター、VMDディレクター、ビジュアルマーチャンダイザーなど欧米の専門家の呼称とともに、日本で生まれたものもいくつかあります。
Q3その分野のプロの仕事の内容は?
A3商品政策・商品計画の視覚伝達を考えて、センスと技術技能を駆使して視覚効果のある売り場を作り上げます。ファッションコーディネート、テーブルコーディネートなどの方法をビジュアルプレゼンテーションで示したり、感性のある暮らしを具体的に表現する仕事でもあります。 また消費者と供給者の仲立ち役として、お客様にとって見やすく、買いやすい商品プレゼンテーションを行います。
Q4「商品装飾展示技能検定」とはどんな資格ですか?どんなプラスがありますか?
A4この資格がなければこの仕事に従事できないということはありません。 同様の資格に公的団体により実力を認定するものに英検、タイピスト、ワープロなどの認定もよく知られたものです。このような公証は能力の自己開発目標、社会的評価の一環、実力の客観評価として強い関心がもたれています。 この検定に合格すると1級の合格者には厚生労働大臣名で、2級と3級の合格者には都道府県知事名で合格証書と技能士章(バッジ)が交付され「技能士」と称することができます。

「商品装飾展示技能検定」受検について

Q5資格の内容はどのようなものですか?
A51級2級3級と分かれています。3級は平成10年度前期(1998年4月より9月まで)より実施されるようになりました。
Q63級の受検資格は?学生でも受検できますか?
A6厚生労働大臣指定を受けた専修学校、各種学校の卒業予定者と商品装飾展示技能職種に関連する学科を専攻した短大、高等専門学校、高校(職業課程)卒業予定者は在学中に受検が可能です。 また、社会人は商品装飾展示に関する実務経験のある方なら、その期間に関わらずどなたでも受検できるようになりました。詳しくは申請の際窓口でご相談ください。
Q7受検する職種に相当する学科とは?
A7デザイン科、デザイン系工業デザイン科、デザイン系商業デザイン科、デザインシステム系デザイン科、デザイン科これに準ずるもの、工芸科およびこれに準ずるもの、美術科およびこれに準ずるもの、造形科およびこれに準ずるものです。
詳しくは各都道府県の職業能力開発協会にご照会ください。
Q8専修学校、各種学校卒の場合は、出身校が「厚生労働大臣指定」のものに限るようですが、どのようにして指定が行われているのでしょうか?指定校はどのようにしたら分かりますか?
A8各都道府県の職業能力開発協会にご照会ください。指定校申請は、各都道府県の職業能力開発課で指定を求める学校が申請していますので、情報が得られます。
Q9なぜこの資格が誕生したのでしょうか?
A9職業能力開発促進法に基づき実施されるこの技能検定は、能力開発人材育成に役立ちます。 その利点は意欲を増進させること、社会的評価を高めること、教育訓練の目標が明確化されることなどです。人材能力開発が重視されている今日、関連社会の発展が求められている時代に誕生した制度といえるでしょう。
Q10検定はどこに申し込めばよいのでしょうか?
A10各都道府県にある職業能力開発協会です。所在地はこちらのページをご参照ください。
Q11受検資料はどこに申し込めばよいのでしょうか?
A11各都道府県にある職業能力開発協会です。所在地はこちらのページをご参照ください。
Q12検定を実施するのはどこでしょうか?
A12都道府県職業能力開発協会です。所在地はこちらのページをご参照ください。
Q13受検の資格はどのようなものでしょうか?
A13性別、年齢、国籍の制限はありません。実務経験学歴の規定は別表の通りです。

試験内容関連

Q14何をどのように勉強準備すればよいのでしょうか?
A14厚生労働省職業能力開発局による商品装飾展示技能検定試験の基準およびその細目を見てもわかるように、日常の仕事に関わった出題です。
いずれの出題も「商品装飾展示」に関連したことですからこれが準備のポイントです。
Q15試験問題を作成するのはどこでしょうか?
A15中央職業能力開発協会です。作成した試験問題は厚生労働大臣の認定を受けこれを全国統一のものとして使用します。
Q16試験の内容はどのようなものでしょうか?
A16適性と知識、技能を客観評価するものです。
Q17日本ビジュアルマーチャンダイジング協会はなぜ協力するのでしょうか?
A17この技能検定には日本ビジュアルマーチャンダイジング協会も専門的立場から協力します。それは人材育成、能力開発、関連社会の期待に応え発展振興に役立つと考えられるからです。
Q18今回は実技、次回は学科というように分けて受検はできますか?
A18可能です。受検申請の際その旨申請して、受験料も受検する実技か学科だけ納付すれば受検できます。ただし、実技と学科の両方が合格した時点でないと「技能士」と称することはできません。
Q191級と2級と3級の受検料はいくらですか?
A19平成30年度から、受検料が変更になりました。

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Q201級と2級そして3級を同時に受検できるでしょうか?
A20申し訳ありませんが、できません。ただ、実施都道府県によって試験日が異なる3級と2級を同時に受検申請することは可能です。
Q21学科試験は○×式でしょうか?
A21これまでは、3級は○×式、2級・1級は○×式と多肢択一法で出題されています。
Q22受検は実技と学科に区分されていますが、合格不合格の取り扱いはどうなっていますか?
A22実技と学科のいずれか一方が合格した場合、不合格だった方だけ、次年度以降に単独で受検することができます。実技と学科両方合格した時点で、検定合格になります。
Q23実技か学科いずれか一方の合格に有効期限は限定されますか?
A23特に期限はありません。
Q24学科試験の出題範囲が広くて準備に戸惑いがありますが、受検準備の方法は?
A24元労働省職業能力開発局による「商品装飾展示技能検定試験の基準およびその細目」にある各項目について、まず商品装飾展示という分野に深く関わった基本的で重要な事柄について焦点を合わせて準備するのがポイントでしょう。
また一般常識として知らなくてはならない事柄は、専門家になるためにも基本的な素養ですから、常日頃の修練が必要です。なお、これらの助けとして当協会編著の「VMD用語事典」(エポック出版)、「商品装飾展示技能検定ガイドブック」(繊研新聞社出版部)などがあります。
Q25実技試験にはどのような問題が出ますか?
A25商品のプレゼンテーションに必要な技術と技能の基本を組み合わせたものです。限られた条件下で素養と出来映えを見るためには、現実の売り場におけるプレゼンテーションの再現というより、素養と適性が現れる特別なセットになっているようです。
さまざまな要請、どのような課題にも応じられるよう、基本の技能が備わっているかを見るためのものとなっているようです。
Q26このところ売場では使わないピンのテクニックも出題の一部になっている理由は?
A26置く、掛ける、吊る、留めるといったスキルは、アパレルに限らず表現に必要な基本的なものです。基本ができていれば、表現と能率と安全とコストに効果を発揮できます。ピンに限らずさまざまな技能は、どのような依頼にも応えられ、表現の多様性を身につけることが望ましいという見解にたっているのでしょう。 専門学校や美大の入学試験で基本と考えられるものが出題される理由と同じと考えられます。

その他Q&A

Q27この「商品装飾展示技能検定」はいつから始まったのでしょうか?
A271986年からです。
Q282017年・平成29年度前期の「商品装飾展示技能検定」の合格者数は何人でしょうか?
A28全国で1級が6人、2級が28人、3級が226名です。
Q29これまでの「商品装飾展示技能検定」の合格者数は何人でしょうか?
A29全国で1級が201人、2級が2,312人、3級が3,972人です。(2015年までの累計)
Q30全国どこでも受検できますか?
A30各都道府県の職業能力開発協会で技能検定を実施していますが、「商品装飾展示技能検定」が全ての都道府県で実施されているわけではありません。年度によってかわる場合がありますので、最寄りの職業能力開発協会にお問い合わせください。
Q31平成30年度「商品装飾展示技能検定」を実施する都道府県はどこですか?
A311級・2級は、北海道、山形県、石川県、静岡県、愛知県、大阪府、愛媛県
3級は、北海道、山形県、群馬県、埼玉県、新潟県、静岡県、愛知県、大阪府、岡山県、愛媛県で実施されます。
Q32どのような人が合格していますか?
A32当然のことでしょうが、1級は熟練者、2級は商品販売でVPに日常的な関わりをもっている人が多数のようです。そして3級は社会人もいますがほとんどは学生が在学中に受検しています。
Q33外国の人は受検できますか?
A33できます。ただし試験は日本語で行われます。
Q34試験問題集は発行されていますか?
A34日本VMD協会編著の「改訂版第2版商品装飾展示技能検定ガイドブック」には過去4年分に出題された学科と実技の問題と解答解説が収録してあります。
Q35通信教育はありますか?
A35現在のところありません。
Q36教育費の補助、助成金制度はありますか?
A36現在のところありません。
Q37試験の日程は全国共通ですか?
A371、2級は同日実施です。3級は同日実施でない都道府県もありますのでご確認ください。
Q38国家試験ですか?
A38はい。厚生労働省に認定されています。
Q39資格は就職に有利ですか?
A39英語、秘書、パソコン、DTPなどと同じように修学とスキルがあれば有利と考えて挑戦される方が多いようです。
Q40受検申請書はどこで入手したらよいのでしょうか?
A40各都道府県の職業能力開発協会です。所在地はこちらのページをご参照ください。
送付用の切手同封で申請書を取り寄せてください。
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